ツユクサも生薬!
2022-07-14
今朝は友人からお庭の ツユクサ を頂きました。紫の花びらと黄色の雄しべのコントラストが綺麗です。(*^^*)
ツユクサは古来から日本で親しまれていた植物で、万葉集にもツユクサを詠んだ歌がいくつもあります。朝に咲いて昼には萎んでしまう儚さも、日本人に愛されてきた所以かもしれませんね。
朝咲き 夕べは消ぬる 月草の消ぬべき恋も 我れはするかも
(あしたさき ゆうへはけぬる つきくさの けぬべきこいも あれはするかも)
(※月草:つゆくさの万葉表記)
ツユクサを乾燥させると【鴨跖草(オウセキソウ)】という生薬になります。
清熱解毒や利水の効果があるので、昔から
★ 熱感のある風邪の時
★ 尿の出が悪くて浮腫む時
などに使われてきました。
漢方というより、民間薬として浸透していた感じかもしれません。
葉や茎は、おひたしや天ぷら・野菜炒めにして食べられるとのこと!
ツユクサ茶もわりと簡単に家で作れそうなので、今の時期に採取して乾燥させ、手作りしても良いかもしれません♬
むくみをとってくれるということは・・・
水太りタイプのダイエットも期待できるかも⁉
【ツユクサ茶の作り方】
① ツユクサの花が咲いている午前中に、全草を採取(全草とは、根も花もまるっと全部!のこと。)
② 流水でよく汚れを落とす。
③ 天日干し。
④ 完全に乾燥したらはさみで細かく刻み、消毒済みの清潔な瓶や缶に入れ保存する。
⑤ 飲む時は、温めたティーポットに大さじ1杯のツユクサ茶を加えて、熱湯を注ぐ。5分以上蒸らして色が出たら完成!
注意点としては、採取する時に農薬や除草剤がかかっていないものを選んで下さいね。